今回は日本を飛び出して、世界の国々から内向型人間をお届けします。調べてみると内向型も国ごとに違いがあって面白かったです!
アジア系は内向型が多いみたい
このブログで何度か話をしている、アメリカ人女性で内向型研究の専門家スーザン・ケイン。今回は彼女の本を基に紹介していきます。
まずアメリカでの学校の風景を例に、人種による内向型と外交型の違いを挙げます。
なぜアジア系は授業で積極的に発言しないのか?
東アジアの伝統的な教育では、授業は黙って聴くものであり、読み書きや記憶を中心としている。話すことには焦点があてられず、授業中はみだりにしゃべってはならない、とされているから。
またアメリカの中国系ハイスクールの生徒は「謙虚」「利他的」「正直」「勤勉」な友人を好むのに対して、アメリカのハイスクールの生徒は「楽しく」「活動的」「社交的」な友人を求めることも分かった。
内向型と外交型の世界地図
本の中では、『ジャーナル・オブ・リサーチ・イン・パーソナリティ』誌で心理学者のロバート・マクレーという人が描いた、世界地図を引き合いにしています。
それではしばし世界旅行しながら、この地図を見てみましょう~~~
まずはアジアです。赤色の部分が内向型が多い国で、数字が全人口の何%かを示しています。日本は内向型が多いみたいです (もちろん県ごとに違いますが・・・)

次はヨーロッパ。ロシアは内向型が多い。何となくイメージ通りですね。

最後にアメリカ。州ごとに違いはありますが、全体的に内向型が優勢。ホントかな・・・

この地図に対してスーザン・ケインは、
この地図は「アジアは内向型、ヨーロッパは外向型であることを示す」ものになっている。がしかし、各地域毎の違いを考慮しない大雑把な分類なので、ステレオタイプ化を招く危険性はある。国や人種ごとに固定イメージをつくるのはお勧めしない。だが文化の違いと内向性に関しての話題を完全に避けてしまうのは残念だ。
東アジアは特に「孔子」の影響あり
これほど明確に違う考え方の背後には何があるのだろう? その答えのひとつは、アジア人が教育に対して抱く敬意であり、とくに中国、日本、韓国といった「孔子地帯」の国々に特徴的だ。
もう一つの答えは、集団のアイデンティティだ。アジアの文化はチーム指向であることが多い。ただしチームといっても、西洋のものとはかなり違う。アジアでは、個人は家族や企業や社会といった、より大きな集団の一員とみなされ、集団内の調和が驚くほど重要視される。人々は集団内の階層に自分の位置を見出し、個人の願望よりも集団の利益をしばしば優先する。
対照的に、西洋文化は個人を中心に築かれている。私たちは自分自身を独立した単位とみなす。一人ひとりが自分の思うところを述べ、至福を追求し、不当な抑制を受けず、自分だけができることをして生きるのだ。集団を好む場合もあるが、集団の意思に従いはしない。両親を愛し尊敬しているが、親に従うのが子供としての義務だなどとは思わない。
また日本には対人恐怖症と呼ばれている社会不安障害がある。これはアメリカ人のように自分のことを気にしすぎるのではなく、他人のことを気にしすぎる、というものだ。まさに関係を尊ぶゆえのことだろう。
参考にした本
これまでの内容を見て、どう感じましたか?
私は納得する部分が多かったです。授業への臨み方、集団と個人に対する考え方、対人関係など、少し驚いてしまうくらい当たっているなと感じました。もちろん日本人をひとくくりにして、こうだと言うことはできないけれど、国民の根底にある共通の価値観、国民性は存在していて、それがこの本には書いてある、と私は思っています(県民性があるのは、誰でも同意してくれるはずです)
また儒教による影響なども、「教科書で習う過去の遠い出来事で、今の自分たちには関係ない」と少なからず思っていたけれど、私達の潜在意識に確実に影響しているんですね。普段はそれを意識はしないけれど。宗教で言えば日本には他に、神道、仏教、キリスト教などありますが、その影響も確実に存在することでしょう(宗教については、別で話す機会があればまた)
フィンランドは内向型が多い
ここで場所を移動します。
ヨーロッパのフィンランド、どんなイメージがありますか?
日本からはとても遠いので、どこにあるか分からない人がいるかもしれません。あるいは北欧の国というのは分かるけど、あまりイメージがないという人も。
私もそこまで詳しい訳ではなく、自然が豊かで福祉が充実している国。そして何と言ってもサンタクロースが生まれた国。さらに最近はサウナ発祥の国として、日本での知名度は上がってきているのではないかと思います ♨️

そんなフィンランド、先ほどの世界地図でもありましたが、内向型の人間が多いのだそうです。そう思うと、心理的な距離はぐっと近くなりますね。内向型人間のフィンランドでの日常を描いたこんな本があります。私はもちろんですが、内向型が比較的多いとされる日本人は共感できる内容もあると思います(私はかなり多かったです)
以上、いかがでしたか?
納得できる部分もあったり そうでなかったりしますが、視野を世界に広げると色々な発見があって、面白くないですか?






