「センス・オブ・ワンダー」 誰しも子供の頃は持っていた、当たり前のことを不思議に思える力

The Sense of Wonder

前回は読書の魅力をお伝えしました(記事はこちら
今回はそんな私のオススメの本を紹介させていただきます📖

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想いが閉じ込められた本

誰もが持っている「自然の美しさや神秘に目を奪われる感性」「なぜ・どうしてと不思議がる好奇心」 ”The Sense of Wonder”がいつまでも失われませんように

そんな願いが込められている本。環境保護活動の草分けであった女性 生物学者が、我が子のように愛した大甥ロジャーに捧げた世界的ベストセラー。

著者がロジャーと過ごした日々、自然や生命の美しさや愛おしさを見て・聞いて・嗅いで・触れて・感じた日々を振り返る。この本はその日々を、美しい詩情豊かな文章と写真で本に閉じ込めた一冊です。著者はガンを患いながらも執筆を続け、残念ながら完成する前に息を引き取ってしまいましたが、意思を継いだ友人たちの手によって出版されました。

追憶

私がこの本を読むと、決まって思い出すのが、子供の頃のある夏の終わりです。

~小学生だった自分が、友達と近くの山へ虫を取りに行った夏休みのあの日。セミがうるさいほど鳴く中、目当ての虫を必死に追いかけた。日が暮れて、虫かごを持ちながら、田んぼのあぜ道を通って家路についた・・・男性であれば、おそらく誰もが頭に思い描ける少年時代の記憶~を思い出します。

この本はアメリカが舞台で、書かれた年代も私が子供の頃とは異なりますが、この本を読むと「童心」「憧憬」「郷愁」といった感情がうずきます。人類が共通して持っている感情なのでしょうか。

やがて時が経ち、かつての子供は大人になる。仕事や家庭で日々忙しく過ごしていると、子供の頃に抱いていた感情は置いてけぼりになる。つかの間の夢のように忘れ去られてしまう。ただこの本は、無邪気で毎日何かにワクワクしていた子供の頃の記憶を呼び起こし、そこに連れて帰ってくれるような気がします。

不思議

日本語の「不思議」 
語源は仏教用語「不可思議」の略だと言われています。「思議」とは「思うこと、議論すること」で、不可思議とは「思議」できない、つまり「考えを巡らせることができない」という意味です。

仏教の教えを伝える書物の中で、言い表すことのできない仏さまの力を讃える言葉としてしばしば使われたのだとか。それが転じて、常識的な理解が及ばないこと、というような意味で使われるようになったそうです。

本のタイトル~The Sense of Wonder~ 私なりに意訳すると、当たり前のことを”不思議”に思える力

その根底には日常のあらゆる事物、森羅万象を理解したい、探求したいという尽きることのない「好奇心」があるのだと私は思っています。子供は当たり前が蓄積される前。なので日常のあらゆる事物が、子供にとっては瑞々しく新鮮で、好奇心が尽きることはない。

傾向として内向型が多いと言われる学者・研究者タイプの人は「好奇心」が非常に強いと言われています。実際に私も改めて思い返してみると、「好奇心」は、これまでの自分を突き動かしてきた原動力の一つであった、と感じています。ここ10年ほど続けている本格的な読書はその原動力に見事に答えてくれるものでした。(私は密かに、生まれ変わったら学者になりたいとも思っています😅)

ただ一般的に「好奇心」は、子供から大人へとなっていくにつれて段々と薄れていくものです。この本はそれを鮮やかに蘇らせてくれる、そんな一冊です💫

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おつう / O'tu
こんにちは。40代、ITエンジニア、既婚者です。
性格は自他ともに認める強めの内向型で、この年になってようやく、 この性格と上手くやっていけるような気がしてきました。
きっと同じ悩みを抱えている大勢の人たちが、私のような苦労をせずに、 少しでも早く自分の持ち味に気付いてもらえたら。 そのために私の経験が少しでも役に立てば。そんな想いでブログをやってます!