内向型と思われる作曲家
クラシック音楽について何となく理解できたところで、これからその音楽を作曲する人たち、作曲家を見ていきます。このブログらしく内向型・外向型という観点で、曲と一緒に紹介したいと思います。作曲家が生きていた時代に内向型・外向型という考え方がまだない場合もありますが(1920年代にカール・ユングが提唱した概念のため)、私がこれまで音楽史の本を読んだり、ネットで調べたりして自分で分類したものです。ちょっとした参考程度に、気楽に見てください。
まずは内向型の作曲家から。

ショパン
Frédéric Chopin
ポーランド
1810〜1849年(ロマン派)
大規模な演奏会は苦手で、親しい人々が集まるサロンでの演奏を好んだ。繊細な性格で孤独を愛し、健康面の不安も抱えながら、静かな創作の時間を大切にしていた。
別れの曲(練習曲 ホ長調 Op.10-3)
・・・そっと胸にしみる、切ないメロディ
『幻想即興曲』嬰ハ短調 Op.66
・・・秘めた想いがほとばしるドラマチックな一曲

バッハ
Johann Sebastian Bach
ドイツ
1685〜1750年(バロック)
職人気質の堅実な人物。家族や教会との生活を大切にし、大衆的な名声より音楽そのものの完成度を追求。社交よりも内面世界に没頭し、数々の傑作を生み出した。
無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 (第1曲 プレリュード)
・・・心が洗われるような、穏やかな響き
主よ、人の望みの喜びよ
・・・そっと寄り添ってくれるような優しい祈りの音楽

シューベルト
Franz Schubert
オーストリア
1797〜1828年(ロマン派/古典派)
引っ込み思案な性格で、人前に出るのは得意ではなかった。親しい友人たちと開いた「シューベルティアーデ」では心から音楽を楽しみ、内輪の交流を創作の糧とした。
歌曲『魔王』D328
・・・聴くほど引き込まれる、物語のようなスリル満点の歌曲
即興曲 変ト長調 D899-3
・・・静かな時間にそっと寄り添う、やさしい音色

ドビュッシー
Claude Debussy
フランス
1862〜1918年(印象主義)
社交界にはなじめず、孤独の中で自由な音の世界を探求。自然や詩に深く影響を受け、既成の型にとらわれず、独自の内面性を響きに映し出すことを目指した。
亜麻色の髪の乙女
・・・風がそっと吹き抜けるような、やわらかな響き
月の光(ベルガマスク組曲より)
・・・夜空に浮かぶ月のように、幻想的なひととき

サティ
Erik Satie
フランス
1866〜1925年(印象主義)
風変わりで孤独を愛した作曲家。パリ郊外の質素な部屋にこもり、独自の音楽を生み出した。大規模な社交や名声には関心がなく、自分だけの世界を楽しんでいた。
ジムノペディ 第1番
・・・何もせず、ただぼんやり聴きたくなる静けさ
グノシエンヌ 第1番
・・・不思議な世界に迷い込んだような心地






