内向型が多数派 - 2026年版の人口統計

人間世界地図

内向型が過半数を超えて、多数派へ
とても信じられない。けど事実だとしたら、言葉に尽くせないほどうれしい。

今回は最近見た、世界の人口統計の話です。

世界の内向型ランキング

私が見たサイトはこちらです。

World Population Review

今まで見たことはありませんでしたが、国連などのデータに基づき世界各国の人口、出生率、平均年収、識字率、肥満率、犯罪率など、あるゆる統計を図表で可視化して提供しているサイトのようです。

その中で、世界の内向型ランキングがあったんです。

Most Introverted Countries 2026

私の方でこれを元に、話をしやすいよう地図を作ってみました。

(長押しでズームできます)

WorldMap-Asia
WorldMap-America
WorldMap-Europe

内向型ランキング ―――

1位

Martinique

マルティニーク
(フランスの海外県)
カリブ海に浮かぶ島
56.42%(内向型の割合)

2位

Lithuania

リトアニア
バルト三国の南にある国
55.6%

3位

Chile

チリ
南米の細長い国
55.46%

4位

Algeria

アルジェリア
アフリカの南西にある国
55.15%

5位

Faroe Islands

フェロー諸島
(デンマーク)
イギリスの北にある島
55.11%

6位以降・・・

全く予想外の国が上位に来ていますね。さらに興味深いのが、このサイトではランキングに関わらず、いくつかの国をコメント付きで紹介しているんです。

日本
(アジア)

Japan

51.54%
内向的な文化に見える日本だが、改善・技術大国として世界的に知られている。これは、声の大きさや見た目の派手さがなくても世界から評価されることを、静かで控えめな国民は示している。

ロシア
(ヨーロッパ)

Russia

53.9%
寒冷で広大(人口密度が低い)、内向型に適した国。この国には小さな宿がたくさんあって、一人になりたいという人が行きたい場所になっている。

スイス
(ヨーロッパ)

Switzerland

48.2%
山に囲まれ、現在まで政治的な中立を保ってきた国。NATOやEUにも加盟しておらず、内向性は高いと言える。が、フレンドリーでない訳ではなく、観光客にとってはすばらしい国。

アルゼンチン
(南米)

Argentina

54.57%
南米大陸の先端にある国。大陸で他の国と接してはいるが先端にあるため、自分は自分、という自我を通す内向性が育ちやすい。

ナミビア
(アフリカ)

Namibia

49.23%
広大な砂漠地帯が、周りと隔絶させ自分の世界を形作るのを後押ししてきた。現地の人はフレンドリーだが、観光客がそこにいつまでも長居していいという意味ではない。

各国の内向的な国民性を、地形まで含めて大真面目に論じているのが、なにか面白いですね😅

内向型・外向型の進化論

私は今までこのブログで、内向型に関する記事を書いてきたので、この結果には特に驚きました。だいたい全世界の人口の3分の1程度が内向型、ということは知っていましたが、まさか過半数に迫る・多数派の国がこんなに多いなんて・・・

この結果をどこまで信用するかどうかは受け取る側 次第です。細かい数値が実態をどこまで正確に反映しているかは分かりません。ただ私がここでポイントにしたいのが「人類の進化論」という観点で見た時に、この結果が示す意義です。私は今まで、

人口比では外向型が多数派、内向型が少数派

割合の変動こそあれ、揺るがない事実。これが人類として自然、そう考えていました。

Neolithic_Community
新石器時代の内向型人間はどこに?

なぜなら、

  • 狩猟採集時代
    人類が誕生して数100万年間、その大部分の期間は獲物を狩り、木の実を集めて暮らす狩猟採集時代でした。そこでは、
    ・大きな声を出せる
    ・危険に素早く対処できる
    ・仲間を集められる
    など、外向型の特性が重要だったと想像されます。
  • 農耕・文明社会
    農耕社会になり食料が安定。定住が可能になると、大きな集団で生活する時代になります。農耕は、計画性や継続力など内向型の特性が生きる場面もありましたが、
    ・話せる、交渉できる
    ・知り合い、仲間が多い
    ・多くの人間と協力できる
    など、引き続き外向型が目立っていたことでしょう。これは現代まで変わりません。
  • 異性関係・子孫
    そしていつの時代も外向型は、
    ・異性との出会いが多い
    ・交際、結婚に発展する確率が高い
    結果として、生まれる子供も多くなります。

など、人間が集団生活を基本としている以上、どう考えても外向型が目立つ、優勢になります。これは自然の摂理で、おそらく人間以外の動物でも外向的な特性を持った個体が多くなる、そう思います。

それでも内向型は残っている

以上、人類の歴史と進化という観点で見た時に、内向型が少数派になるのは必然だと私は考えてきました。ただそれでも、少数派だとしても・・・自分を含めた内向型が消えずに残っているのはなぜか? もし本当に人類にとって不要だったら、自然淘汰で消えてしまっているはず。きっと何か理由があるはず。

さらに人口統計で見たように、現在ではたくさんの国で内向型が多数派という結果まで出ている。なぜか。

例えば、
・SNS
・動画配信
・オンラインショッピング
・リモートワーク
・・・
など、テクノロジーが可能にした生活のスタイル。人と直接会わなくてもコミュニケーションができる。自分一人で完結できる娯楽も増えてきた。

さらに10年以上前、スーザン・ケインというアメリカ人女性が世界に向けて内向型の強みを発信したことをきっかけに、それまでの内向型のネガティブなイメージが変わった。その後を追うように、世界中のブログや本、SNSなどで内向型に関する情報が発信されていった。

こういった背景が、内向型の人口を増やしていった一つの要因になっていると、私は考えています。外に出たくない人は出なくても生活できるし、無理して外向型を演じていた人は内向型をカミングアウトすることができるようになったから。この先この流れがどうなっていくか、要注目です。

最後に。
とは言っても、人間は内向型と外向型という見方だけでは決して分類できません。誰もがそう思うはずです。だけれど内向型は、世界の地域や民族の違いを超えて、一定の普遍性があることも事実です。

内向型人間とは何なのか?
どこから来てどこへ向かうのか?

この問いに答えを ――― そう思って今日もブログを書いています。

ABOUT US
おつう / O'tu
こんにちは。40代、ITエンジニア、既婚者です。

性格は自他ともに認める強めの内向型で、この年になってようやく、自分の性格と上手くやっていけるようになりました。

きっと同じ悩みを抱えている大勢の人たちが、私のような苦労をせずに、自分の持ち味に気付いてもらえたら。そのために私の経験が少しでも役に立てば。そんな想いでブログをやってます!